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あなたは、大切な人をなくしたことがありますか?

★担当:ハムたん

 あなたは、大切な人をなくしたことがありますか?

 鍵っ子がぴくっと反応するであろうワンフレーズです。そう、劇場版CLANNADのパンフを開いたらまず飛び込んでくるキャッチフレーズです。

 さて、あなたは、大切な人をなくしたことがありますか?

 はっきりいって、今日の日記はディープです。だからあとは「続きを読む」に書きます。そのことを踏まえて先に進んでください。携帯、ミクシィなどからご覧の方はそのことを踏まえて画面を下にスクロールさせてください。















 俺の5月8日の日記を覚えているでしょうか?店に入れ替わり立ち代り訪問者が来たって話をしたあれです。あの時の訪問者の1人です。
 元同期のうちの1人です。あの時の彼はほんと元気そうでした。バイトも始め、あちこちに遊びにいったりと、充実した生活を送っているかのようでした。

 「また来るね。」と言って彼は帰っていきました。

 しかしその「また会う日」が二度と来ないとは夢にも思いませんでした。そう、あの日が彼と会った最後の日になったのです。

 6月4日。俺の日記によると、はじめてパートの面接をした日でした。緊張しつつもはじめての面接をこなし、ほっとして帰宅し、ちょうどあの記事を書いた頃でしょうか。

 彼は突然この世を去りました。自殺だったそうです。親がすぐに気づいて病院に運んだものの、日付が変わった5日未明、息を引き取ったそうです。

 それからしばらくして俺の先輩が彼に用があって連絡を取ったところ、親がケータイに出てそこで事情を知り、俺の元へ情報が入ってきました。

 そして昨日は半休でしたが、終日勤務し、今日の午後、代半休をとり、先輩たちと一緒に彼の実家に線香をあげに行ってきました。

 正直、この話を聞いたときは信じられませんでした。デマであってほしいと願いました。しかし、線香を上げに行くという話があがり、実際に彼の実家に行き、彼の遺影を見たとき、デマであってほしいという願いは届かず、現実のものとして認識せざるを得ませんでした。

 退職後、実家では彼も明るく振舞っていて、一緒に住んでいたご両親ですら気づかなかったそうです。最期の日もいつもと変わらず普通に過ごしていたそうです。俺の店に来た数十分で彼の異変に気づけるわけがありません。

 彼は周囲に心配をかけたくないという一心から、親にも俺らにも誰にも相談することなく、一人で苦しみ、一人で逝ってしまいました。

 なぜ、誰にも相談してくれなかったのでしょう…。

 ご両親は一生懸命明るく振舞っていました。でも、わが子に先立たれた親の寂しそうな姿を見て、胸が詰まる思いがしました。


 あなたは、大切な人をなくしたことがありますか?

 入社早々、「こちらの世界」の住人であることをカミングアウト。すると、芋づる式に出てくる出てくる…。
 なにか事件があるたびにオタクたたきをするマスコミ。そのマスコミに踊らされている一般大衆。そんなご時勢ですから「隠れオタ」もたくさんいることと思います。
 でもうちの会社で「オタクを公言できる環境」「オタクに寛容な社風」を確固たるものにしたのは彼の功績であるところが大きいと思います。

 彼はオタクに光をあててくれました。

 最初、「俺と同じにおいがする」とかいって、俺が「こちらの世界」の住人だってことを暴き、俺に近づいてきたのはお前だったよな。

 同期の飲み会のとき、居酒屋という公共の場でみんなでオタクをカミングアウトし、公共の場でアニメトークで盛り上がったよな。あの時は楽しかったよ。その時だったよね。店のBGMで気になる曲の話をしていて、俺にシスプリの「LOVE DESTINY」や、「鋼鉄天使くるみ」という曲の存在を教えてくれたのは。俺、あれから速攻でゲマズにいって、「LOVE DESTINY」のCDを買ったんだよ。

 俺より先に店長になったお前。俺はあの日からお前を目標に頑張ってきた。そして今年の5月。俺は店長になれた。そして店長として働く姿を見に来てくれたよね。今度はいつ遊びに来てくれるのかと心待ちにしていたのに、あの日が最後になるなんて…。

 何で相談せずに逝ってしまったんだよ…。今度遊びに来たときは、俺が勤めている店の近くにあるおいしいと評判の店のうどん屋に連れて行ってやろうって楽しみにしていたのに。そしてそこでまたアニメの話で盛り上がりたかったのに…。

 今思えば、あの時俺に会いにきたのは、俺にお別れを言いに来たのか?俺に会いに来る前に豪遊していたそうだけど、あれはこの世での思い出づくりだったのか?実家ではたっぷり親孝行していたそうだけど、これが最期の親孝行と心に決めていたのか?今思えば、そんな想像をしてしまうのだが、今となってはその真意を聴くこともできない…。

 俺はこれからも店長としてお前の分まで頑張っていく。だから遠いところから見守っていてくれ。

 安らかに…

 合掌
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サンシャイン86号/ハムたん

Author:サンシャイン86号/ハムたん
小倉唯ちゃんをこよなく愛する長崎出身の鉄道&アニメファンです。

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